東京の今|2022年9月|2022.9.29 アソシエイトパートナー 乳井 俊文

皆さん、こんにちは。SHIPアソシエイトパートナー、株式会社クリイエティブアローズの乳井です。
コロナと共存する時代に突入し、世の中は大きく変わりました。失われたものもあれば、新たに得たものもあるでしょう。そこに円安の風が吹き荒れ、主に国内市場を狙う企業の経営を苦しめる状況となっています。そんな中で、今、東京はどうなのか?をコロナ前と比較して整理してみたいと思います。はじめに言っておきますが、あくまでも私自身が感じている事ですので、偏った視点もあるかもしれません。その辺はご了承ください。

(日常の光景)
通勤時の地下鉄車内は、曜日によってはコロナ禍前と同じく混雑している状況です。恐らく、会社のルールで、テレワークと出勤の曜日が指定されている事が原因かと思います。ランチタイム時の飲食店も、ほぼ同等の混雑状況です。行列が出来る懐かしい光景を良く目にします。テレワークが大分少なくなってきている状況かと考えています。一方で、休日の人の動きはまだまだ戻っていない状況です。例えば、商業施設等をみても、人は戻ってきていますが実際に買い物をするお客さんが少なく、インバウンド需要を狙った施設は特に苦戦が続いているようです。また、都心の商業施設は以前より少なく、東京駅等をはじめ、未だ7割程度の戻りのようです。

(仕事の光景)
テレワークは大分少なくなってきています。週2・3日の出勤を義務付けする企業が増えてきました。ただし、業種によって2極化しているようです。大企業や大手資本の企業はテレワーク率が高い一方、社員の孤独感を未だ生み出しているようです。人と話をしたい、そんな理由から(それだけでは無いかもしれませんが)内緒で夜の仕事のアルバイトをしている人も増えた気がしています。そんな人に出会うと、えー!と驚いたりします。打ち合わせのシーンでは、弊社の場合オンライン8割:対面2割程度の比率です。コロナ禍になって、もっとも良いと感じている事が、このオンラインミーティングの普及です。通常の打ち合わせ内容であれば、オンラインで十分です。移動時間も必要ないですし、資料も直前まで手を加える事が出来る、また、プレゼンでは対面だと緊張する人でも、オンラインでは普通に伝える事が出来る等のメリットは非常に高いです。一方で、イノベーションを狙うミーティングは対面が望まれます。オンラインミーティングでは非常に困難だと感じています。また、タイムマネジメント力がコロナ禍前より求められるようになりました。1日の予定に、移動時間程度の余白を設けるように設定出来なければ、朝から晩まで引っ切り無しにオンラインミーティングが続いてしまいます。生産性ゼロです。結局はそこを穴埋めするために、深夜まで仕事をしなければならない、そんな状況も発生します。テレワークの実施で生産性が上がるか、下がるか、業種によっても異なると思いますが、少なくとも生産性を下げる理由として、

①環境整備
②集中しづらい環境
③仲間の協力を得づらい
④メンタル、健康管理

という調査結果があります。私が考えていることとして、最も重視したいのは「3,仲間の協力を得づらい」です。ビジネスチャットツールをフル活用し、定期的に雑談のためのオンラインミーティングを実施したりと様々取り組んで来ましたが、正直なところ限界を感じています。どうやって企業としてのミッションやヴァリューをスタッフ個別に落とし込み、ブランディングを維持し成長させていくか、一つの転換期を迎えている気がします。GoogleやApple、テスラ社がテレワークを縮小し出勤を促す方向に舵をきっているのは、明らかにイノベーションに対する生産性が下がっている事実の裏返しだと捉えています。通常業務の遂行に支障はきたさなくても、企業は新しい価値を生み出し続けなければ生き残る事は出来ません。最近では、デザイナー等の専門職を中心に、正社員では無く、業務委託契約としての求人が増えている事も頷けます。テレワークでは労務管理等に支障をきたすため、だったら最初から業務委託で会社の外に置いた方が良いという考え方ももっと普及していくのかも知れません。派遣社員とは異なる、新たな職種です。

(夜の光景)
弊社は神楽坂に所在しています。料亭や高級フレンチ等が軒を連ねる、都内でも有数の大人の繁華街があります。以前に比べて大分人は戻った気はしますが、まだまだメイン通りの人は少ない印象です。6~7割程度の感覚です。居酒屋等の気軽に入店出来るお店は比較的お客さんが入っている印象です。一方で、2次会や接待等で伺うことの多い、クラブやラウンジは人が極端に少ない印象です。役員クラスの会食や、接待等の機会が極端に少なくなっているのだと感じています。コロナ禍前は予約がなかなか取れない隠れ家的フレンチの多い神楽坂ですが、今でも結構簡単に予約が取れたりします。これらから、やはりアッパー層の動きが少ないことの表れだと考えています。

今回は、日常的に感じる東京を雑談ベースで書いてみました。今起きている流れはもはや簡単に変える事は出来ず、今後も大きく好転したり、コロナ禍前に戻る、という期待を持つことは難しいでしょう。弊社では今、会社という存在意義について、今後10年を見据えて新たな解釈をする時期だと捉え、改革を進めています。忙しい時間を楽しめる、暇な時間を楽しめる、クレームを受けても楽しめる、全てはその会社がどこに向かっているか、への共感が浸透しているからこそ成しえる事です。何より、楽しくて充実し、ワクワクする時間の提供こそが、その会社の大きな価値となるでしょう。

SHIPグループでは、財務会計のセカンドオピニオンを通して、様々な企業課題解決に寄り添っています。
ご興味がある方は是非SHIPの鈴木先生までお問い合わせください。

株式会社クリイエティブアローズ
https://www.creative-arrows.co.jp

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