分岐点2023.3.24 株式会社クリエイティブアローズ 乳井 俊文

皆さん、こんにちは。SHIPアソシエイトパートナー、株式会社クリイエティブアローズの乳井です。
今回は弊社が新しくはじめる取り組みについてお話したいと思います。もしかすると、何かしら皆さんのビジネスのヒントになるのかも知れません。

理解を深めるためにも、まずは弊社のビジネス環境についてお話ししたいと思います。弊社が今最も注力しているビジネスは、

①事業開発/商品開発支援
②ビジネスモデル開発
③マーケティング戦略開発
④ブランド開発
⑤ブランディング活動(PR/AD含む)

という領域で上流から下流まで一気通貫でビジネスパートナーとして伴走する取り組みです。現在は、このモデルで複数案件が同時進行しながらも、例えば

・広告だけ
・イベントだけ
・PRだけ
・クリエイティブ開発だけ
・WEBサイト制作だけ
・動画制作だけ

といったスポットの案件が多数舞い込んできます。事業規模に比例して、中途採用の即戦力を採用しチームを大きくしてきました。また、大規模なプロジェクトを遂行するためには、社内リソースだけでは到底足りません。そこで、古くからアライアンスを組んでいる複数のパートナー企業と混成チームを結成し、取り組むことが良くあります。

成長の流れに乗って、相談の内容も変わり、関わる事業規模も変わり、必要なスタッフの数も右肩あがり。そんな状況がしばらく続いたときにふと思ったのです。

「もっと短期間で成長出来る道は無いのか?!」

中途採用で人を採用しても、一定の離職があり、その都度採用を繰り返す。大型案件のプレゼンに関わりながらも、そもそも誰かが長年取り組んできた案件を奪取する。その分、人を増員する・・・。数年間こういう事を繰り返してきて違和感が生まれてきました。

「これって世の中の豊かさや成長に寄与しているの?」

誰かから奪った財産(プロジェクトや人)で拡大し、その分どこかの企業が目減りした事は気にも留めない。そもそもそんな市場で戦っている時点でもう負けているんだ、そんな気持ちが芽生えてきました。だったらどうすれば良いか?どうせなら差別化では無く、独自化を進めて、競合が少ない新しい市場に飛び込もう。しかも、ただ飛び込むのではなく、もともと持っている自分たちの専門性を武器にもっと磨いて上流を目指そう。そんな想いから数年経ち、今では事業開発の相談から依頼を受けるまでになりました。

そして今、新たな課題が発生しました。専門性の高いスキルを持った人材不足です。普通に採用したら年収1,000万以上のオファーが必要となります。そんな事で試行錯誤していた際に、あるパートナーから相談を受けました。

「一緒にホールディングス会社創りませんか?!」

それは一般的なホールディングス会社では無く、それぞれの企業の下に関連会社として立ち上げるという構想でした。逆ホールディングス会社、または、プラットフォーム型ホールディングス会社と言われるものです。

契約書上のアライアンス以上、資本提携・M&A未満で、異業種が集った新たな関係性。共同で出資し子会社をつくるので、いわゆるホールディング会社のように決算期の連結もありません。今まで通り、各社自由に冒険出来て、困ったことは共通の関連会社を通して策を練る。必要に応じて資金調達や投資活動をおこなう。各社得意領域でのリソースを提供し合えるので、無駄な雇用も必要ない、労働生産性も上がる、そんな事を妄想しています。

対外的にも、事業規模を大きく見せることが出来て、営業の間口も一気に広がる。そんな事を画策して準備を進めています。

今まで、何となく当たり前に考えていた事業成長の方法論を脇に置いてみて、新しい成長ストーリーの分岐点を創り、前に進んでみる。そんなチャレンジングな取り組みが、実際どうなっていくのかは分かりません。ただ一つだけ言える事は、チャレンジしなければ失敗も成功も無いという事です。

これからどうなっていくのか、ワクワクが止まりません。

株式会社クリイエティブアローズ
https://www.creative-arrows.co.jp

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