どう見るかで、成果が変わる2022.8.10 株式会社クリエイティブアローズ 乳井 俊文

皆さん、こんにちは。SHIPアソシエイトパートナー、株式会社クリイエティブアローズの乳井です。
同じ仕事をしているのに何故成果の違いが出るのか?同じような提案をしているのに何故他社の方が受けが良いのか?ビジネスでは良くあることですが、今回のテーマは「視点」について考えてみたいと思います。

いきなりですが、私自身はスポーツが大好きです!最近ではゴルフにどっぷりですが、20~40代前半までは主に横ノリ系にのめり込んでいました。スノーボード、サーフィン、スケートボードです。それぞれ大会に出るくらい打ち込んでいた時期もありました。横ノリ系のスポーツで共通していえることは「トリック」という技がある事です。時間があればプロライダーのコマ送り写真や動画をみて、自分なりに分析し、どうやったら出来るのかを考えて取り組んでいました。そこで改めて気づいた事は、「視点」の動きでした。例えば、サーフィンで左に深いターンをする場合、一番はじめに動かさなければならないのは「視点」です。思い切って背中の方向を見る。そうすることで、首が回り、肩が回り、胸が回り、腰が回り、膝や足首にその動力が伝達され体重移動が出来ます。はじめたばかりの人の殆どがこの逆の動きをしようとします。怖いから目線は進行方向から離したく無いばかりに足から動いてしまう。その瞬間にバランスを崩して転倒してしまいます。難易度が上がるともっと思い切った視点移動が必要になります。例えばスノーボードのエアートリック(ジャンプのこと)で縦回転をする場合、海老反り状態になるくらい視点を後方に動かさなければなりません。つまり飛ぶ瞬間に後ろを見ることになり、恐怖心との闘いに打ち勝てるか?が重要になったりします。そのままずっと視点を先行していくと1回転出来ます。恐らく、視点先行という動きが重要なのは横ノリ系だけでは無く、野球やサッカー、テニス、バレーボール、格闘技・・・、殆どのスポーツや競技がそうかと思います。ただ、その中でゴルフだけがどうも違う難しさがある。だから今はまっているのかも知れません(笑)

ここで話を一気に飛躍させてみます(笑)
ビジネスに置き換えるとどうなるのか?!

先日、社内のリーダーミーティングでこんなやりとりをしました。たまには趣向を変えてビジネスについて真剣に語り合ってみようかな、そんな想いで取り組んだ事でした。

Q「①皆さんがビジネスで成し遂げたいビジョンや志は何ですか?②また、それを実現するためにはどの様なアクションが必要だと考えますか?」

(以下回答)
Aさん
①一生懸命な人や企業を応援したい
②まずは自分から相手を知る、知りたいと思う欲求を持つ。→ 分析をヒントに新たな価値を創造。

Bさん
①さすがですね!と言われる人になる。
②調べまくる、聞きまくる、話しまくる。→ 提案の質、時間軸で相手の期待を超える。

Cさん
①世界に驚きを増やしたい。
②大人のいたずらっこである。→ 常に相手を分析し、驚きのアイデアを探求する。

Dさん
①楽しいを広めたい。
②まずは自分が楽しむ。→ 余裕を持ち、ストレスが少ない状態を維持したい。

上記は一部の回答を整理して並べたものです。皆さんは、A~Dさんの回答をみて、何か感じる事はありましたか?そうです。答えは「視点」の違いです。視点がどこを向いているかです。視点の先が、社会なのか、ビジネスクライアントなのか、仲間なのか、自分自信なのか。実はその人の思考や思想が自身のポジションとレイヤーを決める原点になるのでは無いかと考えています。そして、その延長線上にある行動からそれぞれのストーリーが生まれ、結果となって現れます。ここで思った事があります。当然ながらA~Dさんのここがダメとか、ここをこうしろ、とか言うつもりは全くありませんし、それぞれが思っている事なので尊重する前提での話です。この視点の差は何故生まれるのか?きっと目指している事や考えている事は同じでも、言語化能力の差や、自己分析能力の差から生まれるのでは無いかという事です。まずは、そこに気づいてあげる事。さらには、思考をアシストして同じレイヤーまで引き上げてあげる事。そういうコーチングが大事なのだと思います。視点が同一方向になったなら、後は前に進むだけです。

私たちのビジネスにルーチンワークはありません。毎回案件が異なり、ソリューションやアイデアも異なります。予算感も規模感も異なり、その殆どがオーダーメイドの1点ものです。だからこそ、どこを見て仕事をするのか、その「視点」が重要だと考えています。「視点」さえ揃えば、後はそれぞれの目的や課題解決に向けて、ぶれずに判断を繰り返していくだけです。

企業は人で出来ています。そこに集う仲間が道に迷う事無く、目をキラキラさせて働ける空気感を提供できる企業はやはり強いです。今こそ組織を1枚岩に!

幹部スタッフの育成にご興味がある方は是非SHIPの鈴木先生までお問い合わせください。

株式会社クリイエティブアローズ
https://www.creative-arrows.co.jp

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