ワクワクの源泉2022.12.7 株式会社クリエイティブアローズ 乳井 俊文

皆さん、こんにちは。SHIPアソシエイトパートナー、株式会社クリイエティブアローズの乳井です。
経営者も社員も、人生で最も時間を消費するのが「仕事」。だったら、ビジネスの時間が楽しくて、ワクワクするに越した事はありません。今日はそんなテーマでお話したいと思います。

「ワクワクが、止まらない。」
皆さんは、こんな気持ちを年に何回感じるでしょうか?また、それはどの様な状況で感じる事が多いでしょうか?

・新規事業を立ち上げるとき?
・新しい商談を獲得したとき?
・ピンチを乗り越えたとき?
・誰かのピンチをリカバリーしたとき?

そのきっかけは人それぞれで、沢山存在するものだと思っています。人によっては、大トラブルを抱えてスイッチが入り、ピンチをチャンスに精神で乗り越えようとするとき、という方もいるでしょう。私は良く、取り巻きのパートナーやクライアント、スタッフに「ワクワクが、止まらない。」と言います。その時の状況としては、

①自身のビジョンや考え方、そこから生まれるアイデア
×
②クライアントやパートナーからの絶対的な信頼と期待感
×
③未来へどこまで広がっていく発展性

この3つが揃ったときに感じる事が多いです。①②だけだと普通のこと。③が連動すると、事業の発展に無限の可能性が広がり、想像するだけで楽しくなる。発展性があるからこそ出会いも重なり、その原石はどんどん磨かれ、あっという間に実現出来てしまう。さらにその成果が新たな発展の道筋を生みだしていく。そう考えています。

良く聞く話ですが、全く同じ仕事をしていても、「楽しめる人と、そうで無い人」がいます。企業も同じだと思います。楽しそうな企業には、ワクワクの原石となるような仕事が集まり、そうで無い企業には数字は取れるけれども、ワクワクしない仕事が集まる気がしています。ではその差はどこで生まれるのか、私自身とても関心のある領域です。そこで私なりに考えたことはこうです。

「何のためにそのプロジェクトは、社会に必要なのか?」

その本質を、理解しようとし、全体視野の中で取り組もうとすることが大事だと考えています。

「何故それが必要か。」
「何故このプロジェクトが生まれたのか。」

何故、何故、何故?と考える事が大事だと思っています。(あ、間違っても対面で「何故、何故、何故?」と質問攻めにするのは控えましょう。)そのうえで、自分なりに状況を整理してみる、調べてみる。メンバーやクライアントとディスカッションをしてみる。簡単なところでは、たったこれだけのアクションで最初の一歩が大きく変わるのだと思います。きっとこの領域には白黒だけでは判断できないグレーゾーンが必ず存在します。まずは、そのプロジェクト(相手の意図や目的、その先に見据えられたビジョン)を丁寧に読み取ることが大事です。仮に、「これは効率が悪い」とか「これは利益が上がらない」という単純な判断で白黒がつくビジネスであれば、きっとそもそもつまらないものだと思います。
人間は感情動物です。全ての物事が合理的に白黒で判断できるのであれば、きっと世界は平和で戦争も起きない。それこそ機械やAIで十分、という話になると思っています。

だからこそ、理屈では無く、生理で感じてみる事も大事。
一見、非効率のような思考やアクションが、実はワクワクの源泉なのかも知れません。それを「効率」や「生産性」という、誰もが納得する分かり易い指標、でも誰でも知っている指標、それだけで判断してしまうのは勿体ない気がします。

私は、今の日本の企業に圧倒的に不足していると感じることは「クリエイティビティ」だと思っています。しかし、多くの企業が当たり前の事を、誰もが知る当たり前の指標で判断し、ただただ当たり前を効率良く生み出し続けている。そんな風に感じています。もし本当にそうだとすれば、ワクワクなんて生まれるはずがありません。グローバル企業が生まれにくい理由はそこにもあるのかも知れません。

企業カルチャーやブランディングが注目される時代。その出発点は経営者の意識から始まります。この混迷の時代に、事業の成長を狙ったり、ゲームチェンジを繰り返しながら多角的な成長を続けるために。きっとその目線の先には、「成長」という数値化出来る安易な指標だけでは無く、「社会を変える」といったビジョンが必要なのだと思います。ワクワクする企業、そこには企業それぞれの独自の判断指標が必要なはずです。当たり前の指標からの判断で、成長の機会や、自ら躍動できるはずのフィールドを狭めてしまう事はあってはならないと思います。

そう考えたとき、企業の価値は「変数要素」の創造なのかも知れません。

企業として、どうやってワクワクを生みだしていくのか。
興味のある方は是非SHIPの鈴木先生までご相談ください。

株式会社クリイエティブアローズ
https://www.creative-arrows.co.jp

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