泳げない自分が泳げるようになった2022.6.15 税理士法人SHIP 鈴木 克欣

皆さん、こんにちは。
税理士法人SHIP代表の鈴木です。

先日、久しぶりに泳ぎました。
1時間半ほど泳ぎ続け、約3,000メートルほど。
1時間半ほど”水の中にいる世界”は、私にとってとても貴重です。

なぜなら、42歳までまったく泳げなかったからです。
生まれてから42年間、私にとっての水は”恐怖”でしかありませんでした。

あるとき・・・・
「このまま死ぬまで泳げない人生は、もったいないな・・・」と思い、
インターネットで調べた地元のトライアスロンチームに連絡して、
全く泳げなかった自分がトライアスロンチームに参加することになりました(笑)

その時、出会ったコーチが素晴らしかったですね。
もっと早くこういう人に出会っていたら、42年も水を怖いと思うことはなかったと思います。
一番最初に教えていただいたことは、「重心」です。
人間の体というのは、水の中で頭を下げることで、前に進むようになっています。
つまり、頭を下げることを意識すれば、スーっと自然と前に進むんです。
自然に前に進むということは、手足をバタバタして頑張らなくても、進んでくれます。

「答えはシンプルです」。
いつだって、本質は簡単なことだったりしますが、なかなかこの本質を教えてくれる人に出会えない。

「重心」を意識することで、足は水面近くに出てきます。
人間の体をシーソーにイメージしてもらえればわかりますが、
頭が下がるということは自然と足が水面近くに上がりますよね。
水面近くの方が、1回のバタ足で前に進む力は強くなります。
こういう理論に基づいて、あとは体が自分の思い通りに動くようになるためにトレーニングします。
考えて、体と相談しながらトレーニングを続けることで「できなかった事ができるように」なります。

RUNも同じです。全身に力を入れたまま走ったら、長い距離は走れません。
10kmや20kmを力を抜いたままどうやったら走る事ができるか?
走る時の重心をどこにすれば、ほんの少しの力で前に進むのか、・・・考えながら走っています。

打ちっぱなし練習場に行って、思いっきり力を入れて振ってみる。
体の力をほとんど抜いて、だらだらの状態で振ってみる。次は、腰の回転と手首を使って振ってみる。
力を抜いた方がより飛ぶことに気付く。ゴルフも全く同じですね。

50歳を過ぎた自分は、こんな風に考えながらスポーツを楽しんでいます。
「こうすればタイムが上がるかな?」と考え、実際にトレーニングで実践してみて、
思った通りの結果が出なかったら、また別の方法を試してみて・・・の繰り返しです。

そして、「思い通りにならない」ことを想定するようになりました。
なかなか、考えた通りにはいかないもんです。
はじめは、「なぜ上手くできないんだ?」「なぜ上達しないんだ?」と悩み落ち込みました。
しかし、「思い通りにならない」事を繰り返していくうちに、客観的にその事実を受け止めるようになります。
その結果、自分の中の「想定内ゾーン」が広がっていきます。

ビジネスシーンでも、同じ事が言えると思います。
もちろん、数字や成績が上がっていくために、あれこれ戦略を考えます。
100%主観的に捉えた時、この戦略は100%成功するもんだと考えてしまいます。
しかし、自分の考えた戦略を客観的に捉えると「成功率は50%ぐらいかな」と冷静に考える事ができます。
これはネガティブな視点からではなく、ポジティブに50%の成功を想定内とする事ができるかどうかです。

1ヶ月間、120%の力で仕事に取り組んだ場合と、70%の力で取り組んだ場合を実験した事があります(笑)
結果は、同じでした。1ヶ月間の仕事の成果は、力を抜いて臨んだ70%でも同様の結果だったという事です。

こんな事を考えながら、常に心と体をベストの状態に保ちながら
仕事のパフォーマンスをいつも維持できるためにどうすればいいか、を考えています。
やはり仕事においても大切なのは、「本質」と「心の状態」だと気付きます。

水泳の「重心」と同様、ビシネスシーンにおいて本質を追求していくと、
自分自身はどんな仕事を望んでいるのか?
誰と仕事をして、自分の時間を誰のために使えばいいのか?
・・・みたいなものが見えてくると思います。

最近、たくさんの「自信のない」日本人に出会います。
私自信、自信のない自分と向かい合いながら、上手に付き合っています。
まずは、「自信のない自分」を客観的に見て、なぜ自信がないのか分析してみてはどうでしょうか?

そこから逃げているうちは、おそらく成長しないんじゃないかと思います。
3年振り返ってみて、自分がどれだけ成長しているか確認してみるのもOKです。
人間は50歳過ぎても成長するんですから、誰でもちょっとしたきっかけで、必ず成長すると私は思っています。

関連するBLOG

ContactContact弊社へのご質問・お問い合わせはこちらから