道を切り拓く人々に共通する「三つの力」 ~茂登山長市郎、三國清三、偉大な創業者から学ぶ2025.7.2 税理士法人SHIP スタッフ

皆さん、こんにちは。
税理士法人SHIP 税理士の安井です。
昼休みに図書館へ通うのが日課となり、これまで様々な本に触れてきました。
今回は、日本を代表する偉大な創業者の生き方を通じて、時代を切り拓くためのヒントや気づきを皆さまと共有できればと思います。

サンモトヤマの創業者である茂登山長市郎、三流シェフから頂点へと登りつめた三國清三。
彼らはどのようにして時代を切り拓き、多くの人々を惹きつけてきたのでしょうか?

今回は、そんな道を切り拓く人物に共通する「三つの力」に焦点を当て考えてみたいと思います。

1. 情熱という磁石
まず、彼らを語るうえで欠かせないのが「情熱」です。
情熱はまるで強力な磁石のように、周囲の人やモノを惹きつけます。

茂登山長市郎は、戦後の焼け野原の東京で闇市からスタートし、エルメスやグッチなどヨーロッパの高級ブランドを日本に初めて紹介しました。彼の「世の中にない良いものを売る真っ当な商人になる」という情熱は、多くの人々を惹きつけ、ブランド文化を日本に根付かせました。

三國清三は、北海道増毛町の漁師の家に生まれ、幼い頃から「黒いハンバーグ」に感動して料理人を志しました。札幌グランドホテルや帝国ホテルで修業を重ね、20歳でスイス・ジュネーブの日本大使館料理長に抜擢されました。その後、フランスの三つ星レストランで腕を磨き、「世界のミクニ」と呼ばれるまでに成長しました。彼の「素材の良さを最大限に引き出すフレンチ」への情熱は、世界中の料理人や美食家を魅了し続けています。

2. 私利私欲のない理念
次に重要なのが「理念」です。
単なる利益追求ではなく、正義とも呼べる信念を持っていることが特徴です。

茂登山長市郎は、「本当に美しいものを求める人に、本物を届けること」に正義を見出しました。

三國清三は、「最高のフレンチを作る」という一途な理念を生涯の目標としました。

3. 果てしない挑戦と責任
三つ目は、失敗を恐れず挑戦し続ける「チャレンジ精神」と、トップとしての「責任感」です。

茂登山長市郎は、時代の逆風に立ち向かい続けた挑戦者でした。戦後の混乱期、誰もが先行きに不安を抱える中で、海外ブランドの輸入という未知の分野に飛び込み、数々の困難や反発にも自ら先頭に立って道を切り拓きました。新しい価値観を日本に根付かせるためには、常に自分がリスクを背負い、全て自分の責任として受け止める覚悟が必要だったのです。

三國清三は、権威あるシェフに直談判したり、休日を利用して名店で修行を重ねたりと、常に果敢にチャレンジを続けました。たとえ失敗しても、そこから学び、新しい道を切り拓いていきました。
そして、失敗の責任は必ず自分が取る―まさに武士道の精神です。

彼らの生き方は、私たちにも大きなヒントを与えてくれます。
皆様の、今日の一歩を踏み出す力になりますように。

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