守破離 ~成長の三段階で最も大切な「守」~2025.10.1 税理士法人SHIP スタッフ

皆さん、こんにちは。
税理士法人SHIP 税理士の安井です。

「守破離(しゅはり)」という言葉があります。
もともとは茶道や武道などの修行法から生まれた考え方で、学びや成長のプロセスを三段階で示しています。
茶道を編み出した千利休や、能楽の世阿弥の考え方に通じる、日本らしい学びの哲学です。

弊社では、毎月、月次報告を行っています。
その中で、自分自身、どのようにお伝えすればわかりやすいか、お客様により良い報告が出来るか、日々模索して悩んでいました。

そんなとき、ある本の中で「守破離」という言葉に触れ、ハッと気づきました。

守 ― 基本を徹底的に守る

最初の「守」は、師や先輩の教えを守り【型】を身につける段階です。
まずは「守」、【型】を徹底的に身につけることが何より大切。
自分なりの伝え方や創意工夫は、その【型】を確実に学び、体に染み込ませたうえで初めて意味を持つのです。
【型】がぶれていては、いくら工夫しても伝わりにくい。
まずは、基本の型を忠実に学び、自分のものにしていくことが成長の第一歩なのです。

破 ― 型を破り工夫する

「守」で【型】を身につけたら、次は「破」です。
【型】を理解したうえで、自分なりの工夫や表現を加える段階です。
月次報告の例でいうと、基本の報告書の構成や伝え方を身に付けたうえで、お客様の状況や要望に応じて臨機応変に対応することが「破」の段階にあたります。
基礎がしっかりしているからこそ、創意工夫が活きます。

離 ― 独自の境地に至る

そして「離」は、既存の【型】から離れ、自分だけのスタイルを確立する段階。
日々の報告の中で、「守」と「破」を重ねた経験を集約し、自分なりの伝え方やコミュニケーションスタイルを作ることができれば、それが「離」の境地です。
【守破離】の最終形は、基礎を徹底して習得したうえで、自分だけの成長の形を築くことです。

成長のコツは「マネ」と「創意工夫」

まずは、自分の「師」を見つけ、やり方を素直にマネし、【型】を自分のものにする。
これが基礎の徹底です。
そのうえで、自分の状況や考えに合わせて工夫を加えることで、初めて応用や独自性が生まれます。

「石の上にも三年」という言葉があるように、腰を据えて努力することが力になります。
私も、まずは【型】を徹底的に学び、「守」の段階をしっかり積み重ねることを意識していきます。
そうして身につけた基礎を土台に、やがて自分だけの伝え方を確立していきたいと思います。

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