決断力と推進力2025.2.26 株式会社クリエイティブアローズ 古川 智一
未熟だからこそ、壁にぶつかりながら前へ進む。
1. 迷いと向き合う日々
正直に言うと、まだまだ未熟だと感じることばかりです。すべてがスムーズに進むわけではなく、自分の判断に確信を持てないことや迷いが生じることもあります。
そんなとき、目の前の課題を「今すぐやるべきこと」として捉えきれず、先送りしたくなることがあります。それは一見すると小さな迷いですが、積み重なれば確実に組織の成長や利益に影響を与えます。しかし、このポジションに立った以上「決断力と推進力」を持たなければなりません。考え抜いたうえで決めたことは、最後までやり遂げる。
それが結果的に売上や利益につながると信じています。
2. 「決断力と推進力」は鍛えられるのか?
最初は、自分にその力が足りないのではないかと不安になりました。決断が遅れ、推進できないことでチャンスを逃しているのではないかと。しかし、No.2というポジションにいる限り「できない」では済まされません。そこで、まずは自分の行動習慣を変えることから始めました。
・「まぁ、あとでいいか」と思ったら、その瞬間に手をつける
・完璧ではなくても、まずは動き出す
・疲れていても「ここまではやる」と決める
これを続けるうちに、決断と実行のスピードが少しずつ変わってきました。
3. 決断力と推進力が利益を生む理由
この意識を持つようになって、売上や利益に直結する場面がいくつもありました。例えば…
アップセルの提案
「この案件はここまでで十分」と終わらせず「もっとお客様の課題を深掘りできないか?」と考える。結果、追加提案が生まれ、利益率の向上につながりました。
クロージングの精度
「いったん持ち帰り、次回検討」という場面で「今この場で決める」ために提案の流れを変えました。結果、決定率が上がりました。
社内のプロジェクト推進
「まぁ、次の会議で調整すればいい」ではなく「今この場で決められることは決める」。結果、スピード感が増し、納品までの時間短縮=コスト削減=利益増につながった。
4. 「決断力と推進力」をチームに根付かせる
個人の意識改革だけでは、組織全体の利益最大化にはつながりません。チーム全体がこの意識を共有し、実践できる環境が必要です。だからこそ、自分の役割として意識しているのは「決断力と推進力」を組織の文化として浸透させることです。
・メンバーが迷わず行動できる環境、仕組みを作る
・「途中で止める」ことを許容せず、最後まで仕上げる仕組みをつくる
・小さな成功を積み重ね「やり切った」達成感を感じさせる
この文化が根付けば、チームとしての数字へのコミット力が上がると感じています。
5. 壁にぶつかりながら、それでも前へ
まだまだ未熟だと感じることは多いです。決断に迷うこともありますし「推し進める力が足りない」と感じることもあります。でも、それでもやるしかありません。売上はただ目標を立てるだけでは達成できませんし、利益はただコストを削るだけでは増えません。大事なのは「決断し、推し進める」こと。それを続けていけば、必ず結果がついてくると信じています。
今年は「決断力と推進力」を根付かせ、確実に利益を生み出す組織を作りたいと考えています。そのために、まずは自分自身が迷いを振り切りながら進み続ける。
決断力と推進力が売上を変え、利益を生む。それはすべて自分の意識次第です。
株式会社クリエイティブアローズ
取締役 古川 智一