経常利益10%の先に見えるもの2023.6.15 税理士法人SHIP 鈴木 克欣

皆さん、こんにちは。
税理士法人SHIP代表の鈴木です。

「ちゃんとコミュニケーションが取れる税理士を探している」
「金融機関とも一緒に話をしてくれる税理士を探している」
「社員のモチベーションが上がるような人材育成を依頼したい」

SHIPには、毎月、新規のご相談があります。
その時の経営者から我々SHIPに対するご要望の一部です。

本当にいろんなジャンルの内容の相談です。

これらの相談は、その企業が立つステージによって相談の内容が変わってきます。
そして、いろんな経営者に共通することは「相談相手がいない」ということです。

僕は、はじめてお会いした経営者に伝えることがあります。

『今の売上規模であれば、年間1,000万円の利益を目指すべきです。利益は、売上高の10%以上を目指していきましょう!』

このように伝えると、ほとんどの経営者は・・・・
『鈴木さん、自社で1,000万円の利益なんて無理ですよ。これまでそんな大きな利益を出したことがないので・・・』
という回答が返ってきます。

そのため、SHIPとして最初に実施することは経営者のマインドセットになります。
ちゃんと数字と向きあい組織を強くしていけば必ず経常利益10%を実現することができるんだ!
・・・と何度も何度も伝え、経営者の意識を変えていきます。

事実、我々のクライアントには経常利益10%以上を実現している企業が多数いらっしゃいます。
これは、僕だけでなくSHIPスタッフからも見えている“現実”です。

最初相談に来られた時に、これまでは200万円ほどの経常利益だった企業が今では、2,000万円、3,000万円の利益を実現している。
SHIPスタッフはそんな企業をたくさん見ています。

さて・・・経常利益10%。
実は、これは“入口”の話になります。

『経常利益10%』というキーワードがわかりやすく、インパクトもあるため入口で伝えています。
つまり、『経常利益10%』はスタートでありゴールではない、ということです。

想像してみてください。
これまで、どんなに頑張っても、経常利益は200万円ほど。
そんな状況の企業が、1,000万円以上の利益を実現する。

もちろん、考え方や意識は変わっています。
1,000万円以上の利益を実現して、「自信」も身に付けているでしょう。
コストコントロールによって、目標となる限界利益率も明確になっています。
毎月の“労働分配率”も意識して、社員の給与を上げていく道筋も見えているはずです。

経常利益10%を実現した時、その企業は次のステージに立っています。

これまで見えていなかった景色が見えるようになっているんです。
見える景色が変わると、思考が変わり、「悩み」もステップアップしていきます。

ですから、SHIPではクライアントと毎月顔を見て話す時間を大切にしています。
これが・・・・『月次決算』が重要であるという本質になります。
数字の話だけではありません。本当にいろんな話が月次決算では出てきます。

『経営者の今の思考を聞いて、共有し、お応えしていく』
そのために、SHIPは月次決算を実施しています。

多くの企業にステップアップしていただきたいと考え、
『SHIPカレッジ』を来月の7月よりスタートします。
https://www.ship-ac.jp/news/944.html

僕が教えるというスタンスではなく、
月次決算のなかで話している「今の正しい考え方」を共有する場です。
第1回のテーマは『女性が活躍するための考え方』です。

給与への考え方/モチベーションを上げる方法/これからの働き方を考える/
会計事務所や金融機関の未来/今考えるべき本質とは?/時間管理はどうする?/
金融機関との付き合い方/管理会計の基本/これからの営業のやり方/
コミュニケーションの効果的な方法・・・など、フラットな内容で実施予定です。

皆様のご参加、お待ちしております。

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