俯瞰的視点2022.5.19 税理士法人SHIP 鈴木 克欣
皆さん、こんにちは。
税理士法人SHIP代表の鈴木です。
今回のテーマは「俯瞰的視点」です。
俯瞰とは、“高いところから見下ろすこと”の意味です。
ビジネスにおいて、
”一歩引いて客観的に見る”
“全体を見渡す”
“長期的な視点で見る”などの意味で使われています。
最近、クライアント経営者にこの「俯瞰的視点」の話をするケースが増えています。
現在、さまざまなネガティブ要因の影響により、
気が付いたら目の前の問題に追われ、
「業務の優先順位がどうなっているか」
「企業がどの未来に向かっているか」
を忘れてしまっている状況をよく見るためです。
この状況が続いていくと、いわゆる
「点で物事を見ている」
「狭い視野で仕事をしてしまっている」
状態に向かっていきます。
一度、一歩引いたところから客観的に企業の状況について見ていただきたいと思います。
現在起きている事象は、ポジティブであってもネガティブであっても
あくまで「結果」として、冷静に一歩引いたところから見てみてください。
この時、”感情”が邪魔になるかもしれません。
経営者であっても、ビジネスパーソンであっても
感情をある程度コントロールする必要もあります。
感情に影響を受けて出てきた結論や行動は、決してベストな答えではないはずです。
我々が想定しない事象は、10年周期で今後も起きていくでしょう。
俯瞰的視点から、「想定内領域」を広げておく準備が必要かもしれません。