時間2023.11.22 株式会社クリエイティブアローズ 乳井 俊文
皆さん、こんにちは。SHIPアソシエイトパートナー、株式会社クリエイティブアローズの乳井です。
11月も後半戦に差し掛かり、気がつけばもう12月目前です。毎年この時期は繁忙期も相まって時間の経過がとても速く感じます。そんな忙しい時期に、とにかく足りなくなりがちなのは「時間」です。私たちは、そんな時でも最大限にクリエイティブなアイデアを生み出す必要があります。今回は、そんな私が普段どのように仕事へ向き合っているのかについて書いてみようと思います。
タスクを整理する
私の場合、通常よりも多様なアウトプットを求められるケースが殆どです。例えば、
・コンセプト開発
・ストーリー開発
・デザイン案
・事業モデル開発
・商品アイデア
・ブランド開発
の他、
・各種執筆
・社内稟議チェック
・スタッフ相談
・自社の事業計画策定、、、
これ以上抜き出していくときりが無いので一旦ここまでで止めておきます。上記だけでも属性の異なる内容が多くあるとご理解頂けると思います。例えば、「コンセプト開発」に焦点を絞って掘り下げたいと思います。私の場合、あまり細かくタスクを分類せずざっくりと以下基準で割り振ります。
①こなし作業系
②頭脳労働系
の２種類です。コンセプト開発の中身を上記の①②の軸で分類すると、
①対象サービスや事業のことを調べつくす
②妄想してアイデアを生み出す
の２つに分類されます。さらに①を分割すると、
①-A 企業サイトや資料等から読み取れる分析
①-B SNSや他メディアから読み取れる分析
①-C 自社のビッグデータ解析から読み取れる分析
という風に数レイヤーに分かれます。その中で、プロジェクトの核となるべき①-Aに注力をしていきます。他方、①-B、①-Cはそれぞれ社内のスタッフへ依頼をします。スタートで真っ先に取り組んでいる事になります。では何故はじめに「①こなし作業系」と「②頭脳労働系」の２つに分けて「①こなし作業系」を細分化したのか？明確な理由があります。
「①こなし作業系」は目的をしっかりと共有すれば誰でも出来る仕事です。一方で「②頭脳労働系」は誰でも出来るものでは無く、センスとアイデアを持った特定のスタッフに依存する仕事だからです。初動を素早く動くために、こなし系の業務は分担して一気に片づけてしまう事を狙っています。分析が終わってしまえば、そのデータを整理し、様々な視点から見返したりして「②頭脳労働系」へと移行します。私が最も重視しているのは、アウトプットのスピードであり、プロジェクトの一体感です。その意味で、目的を明確にしたうえで、一斉にタスクを与え、集めて整理することで自然とプロジェクトチームの思考が同調する事に繋がります。
いつやるか？
私の場合は明確に以下のように決めています。
①こなし作業系：午後
②頭脳労働系：早朝～昼まで
理由はシンプルで、脳の活動は正午をピークに下降するからです。ですので、頭を使った仕事は朝からはじめ、作業系は午後粛々と、という感じです。そうする事で、どんなに忙しくてもリズムが生まれ、無駄に思考を消費する事は無くなります。
ガチガチに組まない
スケジュールは隙間なく入れてしまうと身動きが取れなくなってしまいます。私の場合、大事な人（クライアントの代表等）と会う時間を最優先にします。その次は接待やゴルフ等です。その次は「こなし作業」です。ここでのこなしとは、事業経営分野の優先度が勿論高いのですが、通常業務も含まれます。あれ、頭脳労働は？と思った方もいるかも知れません。
そうなんです。私は頭脳労働時間をスケジュールに落としません。正確には３日くらいの幅をとって「この間で検討する」とだけにしています。しかも時間帯は朝～正午と決めているので、自動的にその時間帯を費やす事になります。決めない理由は、必死に考えてアイデアを出そうとしても、どんなに頑張っても、出ない時は出ないのです。そんな理由から時間の幅を持たせて取り組んでいます。早朝のランニング時や電車の中、そんな場所でアイデアが良く湧いたりするものです。
まとめ
あくまでも私の場合ですが、
１，こなし作業系、頭脳労働系に分ける
２，こなし作業系は細分化し、目的を伝えて複数担当で取り組む
３，頭脳労働は朝～正午、こなし作業系は午後
４，ガチガチにスケジュールを組まない
５，大事な人のMtgや会食、ゴルフを優先する
５，頭脳労働は時間の幅を持たせたスケジュールを組む
という感じです。きっと業種や職種が異なれば全く異なるアプローチに見えるのかも知れません。皆さまの参考になるかは分かりませんが、時間を大事に、有意義なものにするために今一度自己分析してみる事をお勧めいたします。
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