妄想からはじめよう!2023.1.12 株式会社クリエイティブアローズ 乳井 俊文

新年あけましておめでとうございます。SHIPアソシエイトパートナー、株式会社クリイエティブアローズの乳井です。コロナ禍や戦争、世界経済をはじめ、目まぐるしく変化する日常。それに伴い、私たちのビジネス環境は大きな転換期を迎えていると言えるでしょう。2023年は皆さんにとってどんな年となるのでしょうか。今回は、ビジネスにとって大切な「妄想」について書いてみたいと思います。

「妄想」という言葉に皆さんはどんなイメージを持つでしょうか?私は、事業を成長させるために必要不可欠な思考方法だと考えています。良く、「変化対応」という言葉を耳にします。これだけ不確定要素が多く、変数に溢れた社会は、事業にとってプラスにも、マイナスにも作用する事でしょう。変化対応はとても大事なことです。しかし、それだけに捕らわれてしまう事は危険だとも考えています。

理由は簡単です。
「現在抱える課題の解決を連続で行い、正常な状態や業績の好転を目指す」というところに発想が偏っていると考えるからです。きっと日本中の多くの企業が当たり前に取り組んでいる事だと思います。例えば、

・DX化
・JOB型採用
・ブランディング
・デジタルマーケティング、、、他

等を考えて見ても、新しい要素は何一つありません。仮に実現できたとしても、社会の中で事業を一気に成長させるだけのトリガーになり辛いと言えます。何故なら多くの企業が当たり前に取り組み、実施している事だからです。この発想の延長線上に新たな成長戦略を描くことは困難です。「変化対応」を目的にした場合、このようなエラーが発生する確率が高くなると考えています。

理由は、もう一つあります。
発想の出発点が「現在の事象」だという事です。現時点で抱える課題や目標をベースに未来を創造していく、「フォアキャスティング」という思考方法。その主語は企業です。現状の延長線上にある未来は築けても、企業が本来持つ潜在価値や可能性を顕在化する事は困難だと考えます。つまり、新たな成長ストーリーを生み出すのは難しいと考えるのです。

ここで「妄想」の登場です。
妄想には制限も制約もありません。1・2年先は読めなくても、10年先の未来なら何となく想像し易いはずです。

・10年後の社会はどうなっているか
・人口形態からどのような市場の変化が想像できるか
・市場のニーズやウォンツはどう変わっていそうか
・自分たちの業界はどうなっていそうか
・自分たちの競合企業はどうなっていそうか
・新たな異業種からのチャレンジャーはいそうか
・自分たちが売るべき商品やサービスはどうあるべきか
・どう社会に存在する事が最も幸せか

フォアキャスティングの主語が企業であれば、バックキャスティングの主語は「社会・企業・人」です。自身の経験値や価値観・センスをフルに生かしてビジネス的に想像する事が、本テーマの「妄想」です。まずは、自分たちの「10年後のあるべき姿」を自由に妄想してみる。そして、そこからのバックキャスティングで今何をすべきかを検討してみる。きっとこの発想の転換だけで企業の潜在価値を呼び起こし、今まで見えてこなかった新たな成長曲線が見えてくるはずです。自分たちの目指す先のイメージが明確になったところで、あらためて考えてみましょう。

・DX化
・JOB型採用
・ブランディング
・デジタルマーケティング、、、他

同じ取り組みをするにしても、意味性や目的が変わって見えるはずです。
しかし、この発想も前段に述べたフォアキャスティング同様、偏り過ぎると現実とのギャップに無理が生じてきます。
そこで、このように考えてみることをおススメします。

事業活動での
①課題解決ベース・・・フォアキャスティング思考
②新規開発ベース・・・バックキャスティング思考

きっとこう捉えるだけで、新たな気づきがあるはずです。
①と②のギャップをどう埋めるのか、日々の事業活動にあらたなKPIが登場するはずです。
是非、皆さまにはこのような思考を用いて、2023年もワクワクする年にして欲しいと願っております。

そして、この取り組みを実践するためには、企業の財務体質がとても重要となります。特に事業活動の血液といえる、キャッシュフローに不安があっては、なかなかこの様に考え、実践していく事は難しいと言えます。

そのためにも、SHIPグループでは企業課題のニーズに合わせた様々なソリューションを提供しています。財務会計からコンサルティングワークでは多くの顧問先を黒字経営に導いてきた実績がございます。また、NO.2育成をはじめとした人材教育や、経営者の右腕として、あらゆる分野での相談役としても活躍しています。

必要に応じて、私たちのようなアソシエイトパートナーが、それぞれの専門領域で御社の事業成長に加担する事もあるでしょう。昨年末は新たなパートナー2名をご紹介する事が出来ました。

全ては、日本の中小企業の未来を明るいものにするために。きっと皆さまにとって期待以上の成果を提供する事が出来ると信じています。

2023年もグループの力を集結して皆様の事業成長に加担して参ります。
本年も宜しくお願い申し上げます。

株式会社クリイエティブアローズ
https://www.creative-arrows.co.jp

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