「勝つ」ために考える2024.4.18 税理士法人SHIP 鈴木 克欣

皆さん、こんにちは。
税理士法人SHIP代表の鈴木です。

「あと2人ほどいたら、10年前の業績に戻せるんですが・・」
「おお!それはすごいですね。いつ採用をする予定なんですか?」
「もう1年ぐらい前から募集してるんだけど、全然反応がないんですよ」
「・・・なるほど」

経営者と僕との会話です。
いろんな企業で同様の会話がされています。

あと○○人いればな〜〜
もっと残業ができたらな〜〜
銀行からあと1,000万円借りれたらな〜〜

でも、それが叶うのはいつなのでしょうか?
優秀な人は入ってくるのでしょうか?
銀行から借りられるのはいつなのでしょうか?

そんな「足りない」状況のなかだからこそ、考えることが重要です。
10年前の成功体験を追いかけるのではなく、「今」の現状の中で必死になって“もがく”必要があるのではないでしょうか?

SHIPクライアントの経営者は、僕よりも年齢が若い経営者が増えました。
彼らには、「勝つためには考えなければならない」といつも伝えています。

勝つために考えるから、負けた時には悔しいと感じます。
そもそも勝つことを考えなければ、勝った負けたは存在しません。

そして、20代、30代でそれを経験しておかないと、あとからどんどん難しくなっていく・・・と僕は思います。
勝つために“考える”ことを繰り返していくことで、その癖が身につきます。
実はこの逆もあると考えています。それが、“考えない”癖です。

最近は、現状のままでいいという方が増えたのではないでしょうか?
いまの日本では、勝つことに拘る事に後ろ向きな意見があるのも事実です。
努力しても報われない世の中だ・・・と考える人もいるでしょう。

SHIPカレッジでもよく言ってますが、現状のままでいいという考え方は現状を継続できません。
現状を勝ちとるために努力をするからこそ、実現できるのです。

少しづつでいいと思います。
今日できなかったことをひとつだけ明日できるようになる。
ほんの小さな出来事でも、自分の成長を感じることはできたのであれば、何かしらの勝つ方法を考えた結果なのではないでしょうか?

現状のままでいい…のではなく、常に次のステップへ進むことを考えることで、どうすれば達成できるかを考えます。
そこに勝つためにあれこれ考える時間が生まれるはずです。

さて、「勝つ」とは何でしょう?

自分以外の誰かに勝つのか、自分自身に勝つのか?
どの地点まで辿り着けば勝ったことになるのか?
相手をどれだけ上回れば、勝ったことになるのか?

きっと、相手がいる場合でも自分自身の場合でも、「勝った」時の自分の状況を想像しているはずです。
そのときの「勝つ」という定義や尺度は自分の中にあります。

重要なことは、「今」の現状の中で「勝つ」ためにどうすればいいかを考えることではないでしょうか?
僕は数字のプロフェッショナルです。
勝つための術が見つかれば、数字は必ず大きな武器となります。

(ナポレオン・ヒル)
強い人が勝つとは限らない。すばしこい人が勝つとも限らない。
「私はできる」と考えている人が結局は勝つのだ。

(レスター・C・サロー(米国の経済学者))
競争社会には2つの可能性がある。負けること。
そして、もし勝ちたければ、変わることだ。

次回のSHIPカレッジは、「マインドセット」です。
ぜひ、ご参加ください。
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https://www.ship-ac.jp/seminar/1169.html

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