月次決算を習慣にする2025.1.23 税理士法人SHIP 鈴木 克欣

皆さん、こんにちは。
税理士法人SHIP代表の鈴木です。

税理士法人SHIPでは、顧問先企業に対して「月次決算」を実施しています。
毎月、企業の現状と今期決算までの計画について話す時間になります。
今では、リモートでの報告も増えてきており、1日最大で7社の月次決算報告を行なっています。

我々SHIPやクライアント企業にとっては、当たり前の「月次決算」ですが、まだまだ世の中では、当たり前ではないようです。

たとえば、これから3月まで、確定申告の時期になります。
「確定申告の時期ですので、試算表は4月まで待ってもらえますか?」
「次の面談は、少し先になります」
・・のように、2、3ヶ月ポッカリ空いてしまうことはないですか?

企業にとって、決算までの2、3ヶ月の時間が空いてしまうことは、良い状況とは言えません。
これは、税理士や会計事務所担当者も同様の考えだと思います。

では、「月次決算という習慣」を実施していくためにはどうすればいいか?

重要なことは、毎月「数字の話をする」ことです。
そのため、月次決算のハードルを下げてみてはいかがでしょうか?

・お互い時間の確保が難しいときは、1時間だけでもいいから数字の話をする
・リアルの対面にこだわらず、リモートでの面談も検討する
・先月の試算表がなかったとしても、予定通り月次決算は実施する

・・などです。

そして、1年間の月次決算の予定を決めてしまうことも重要です。
試算表が完成したら会うのではなく、前もって日程を決めてしまい、そのスケジュールに業務を合わせていくという考え方です。

なかなか初めのうちは難しいかもしれません。
しかし、数ヶ月間続けていくことで、「毎月数字の話をする」ことが習慣化されます。

重要なことは、毎月「数字の話をする」ことです。

企業は、1ヶ月間の経営において様々な課題と向き合っています。
売上のこと、お金のこと、人のことなど様々です。
想定していなかった新しい問題が出てきた時、どうしていますか?
やはり、どんな企業においても相談相手は必要なのではないでしょうか?

そして、2025年も厳しい1年になると考えた時、企業にとって、これまで以上に相談相手が必要となる場面が増えると予想されます。

改めて、SHIPがクライアント企業とどのように月次決算を実施しているかお伝えします。
・2025年12月まで月次決算の日程が決まっている
・毎月90分、リモートによる報告をする
・bixidにより、企業はいつでも試算表や総勘定元帳をチェックできる
・bixidを活用し、決算までの経営計画を常に見直している
・突発的な相談事項は、LINEなどでいつでもやり取りができる
・1社に対して3人担当制を実施している

SHIPが企業の相談相手として、何ができるか?
いま、我々が実施していることはこれまで考えてきた月次決算習慣化のひとつの答えです。

これらのやり方は、まだまだ変化していきます。
DXや生成AIなども、もっと進化していくはずです。

2025年が始まりました。
変化していく世の中に対して、新しい習慣に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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